はじめに
こんにちは。東京アプリケーションシステム 第二ソリューション部のM.Kです。
今回はネットワークインフラ管理で頼りになるツールについてお話しさせていただきます。
先日のような激しい落雷や台風のあとは、機器の不調でインターネットに接続できなくなることがあります。
そういった場合、インフラ担当は
・通信できないパソコンの把握(一部 または 全体)
・パソコンの設置場所の把握
・インターネットの出口になるルーターで通信状態を確認
といった感じで状況の調査を行います。
インターネット側で障害が起こっていた場合、大抵は回線業者(NTTなど)へ連絡して回線状況を確認してもらいます。
社内側で障害が起こっていた場合は社内のインフラ担当で対応することになります。
弊社の社内ルーターはYAMAHAのRTXシリーズなのですが、
障害が起こっている機器を特定する時に、便利だなと思った方法をご紹介します。
障害が起こる前に
ルーター設置時にインターフェースにてL2MSを有効にし、「LANマップ」機能を使用できるようにしておきます。
障害が起こっている機器の特定
ルーターにCLIでログインして「show log reverse」コマンドを実行します。
「reverse」をつけるとsyslogを降順で表示してくれます。
インターネットに接続できなくなった時間帯の「link down」ログを探します。
GUIの管理コンソールへログインします。
LANマップタブを選択します。
「ツリー」にルーターと配下のハブが表示されます。
「接続機器」にルーターのポートと接続先の機器情報が表示されます。
「link down」ログに表示されていたポート番号を辿っていくと障害が起こっている機器を特定できます。
いかがでしたでしょうか。
お役にたちましたら幸いです。