こんにちは、東京アプリケーションシステム S.Tです。
今回は、インターネットで利用するWebブラウザ(以後ブラウザ)のお話です。
IEの終焉
ブラウザの草分け的存在で1990年代から使用されてきたInternet Explorer(以後IE)が
利用できなくなると発表がありました。
サービス終了日は2022年6月15日です。
これに関連して、ブラウザの種類・変遷やIE終焉の救済策について取り上げます。
IE一強の時代
みなさんは何のブラウザを利用されていますか?
現在圧倒的なシェアを誇るのはChromeですが、私がインターネットをするようになった
1990年代は、ほぼIE一強と言えるような状況でした。
というのも今のように多くのブラウザがあるわけではなく、OSに最初から搭載されていたIEを
多くの人がそのまま使用していました。
ブラウザが何かという意識もなかったように思います。
ブラウザのシェア争い
その後2000年代に入るとOpera、FireFox、そしてChromeといったブラウザのシェアが伸び始めます。
ただし、多くのサイトはIEで表示される前提だったため、他のブラウザではレイアウトが崩れてしまうこともあり
Webサイト開発者側からすると各ブラウザに対応するための苦労が多かったそうです。
Chromeの普及
そして2010年代に入ると一気にChromeのシェアが上がります。
理由は様々だと思いますが
他のブラウザよりも早くAndriod・iOS・Windows・Mac・Linuxといったマルチデバイスの対応をしたこと
Googleアカウントを利用することでクラウド上で設定が同期されるので、家のPCのブックマークやパスワードを
スマホでも利用できたりと利便性が高いことも理由にあるかと思います。
また、何よりAndroideの標準ブラウザがChromeということでスマホの普及が一番の要因になったようです。
IE終焉後の動作
ここまでブラウザの変遷を見てきましたが、再びIEに話を戻します。
IEに関してはサポートが終わってもこっそり使え…ません!!
サービス終了後はIEを起動しようとしても代わりにMicrosoft Edgeが自動的に起動するということです。
では業務用WebシステムでIEを利用している場合は?
多くの場合は後継のEdgeでそのまま利用できるはずですが、レイアウトが崩れる・正しく動作しない
といった場合には基本的にシステムの改修が必要になります。
IE終焉の救済策
当然、改修となれば時間もお金もかかってしまいますが一時的な救済策があります。
EdgeでIEモードという機能を利用することでIEと互換性を持った状態で今までのシステムを使用できます。
ただし、IEモードで正しく動作するかは検証が必要ですし、あくまで一時的な救済策なので
他のブラウザでも動作するシステムへの改修が望ましいと思います。
最後に
今回はIEとその他のブラウザについて簡単に振り返ってみました。
ブラウザはホントに種類が多くて紹介した有名どころ以外にもVivaldi、Sleipnirなどなど様々なブラウザがあります。
各ブラウザとも特徴があるので、自分好みのブラウザを見付けたり、カスタマイズしてみるのも楽しいと思いますので
興味を持たれた方は是非ブラウザについて調べてみてください。